アタッチメント(愛着)とは?
アタッチメントとは?
アタッチメントとは、特定の対象に対していだく情緒的な結び付きのこと。アタッチメントは発達心理学の大きな研究テーマの一つである。
アタッチメントの研究
アタッチメント研究で有名な実験として、ハーロウによる赤毛ザルの実験を紹介します。
ハーロウは赤毛ザルの子供を用いて、ミルクがでるが針金製の猿と、ミルクのでない布製の猿のどちらの猿と長い時間を過ごすかを研究した。その結果、赤毛ザルの子供は、ミルクの出る針金製のサルよりもミルクの出ないサルにくっついて時間を過ごした。
ハーロウの赤毛ザルの実験でわかったことは、アタッチメントがミルクという報酬によって形成されるのでなく、接触の心地よさがアタッチメントを形成するということである。ハーロウはこれを接触の快と呼んでいる。
ハーロウの赤毛ザルの実験はこれまでの条件付けでアタッチメントが形成されるという従来の仮説を覆す画期的な実験と言われている。
アタッチメントに関するその他の理論や実験は次に紹介します。
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