自由連想法の始まり
○自由連想法
カウチソファーに患者を座らせ、頭に浮かんできたものを自由に話してもらう方法である。話された内容をセラピストが解釈をして、患者の過去(=エディプスコンプレックス)を探り、患者に解釈を投与する。解釈を与えられた患者は、自分についての洞察を得ることによって神経症症状が治ると考えられる。 フロイトは、過去のことを抑圧して言語化できないことが、行動化や症状化につながるとかんがえたため、言語化できることを重視した。また抑圧した内容のによって行動となって現れることをアクティングアウトという。
○フロイトの自由連想法の始まり
(カタルシス)。 ↓ フロイトはこのカタルシス療法を応用。 ↓ はじめ、フロイトは催眠によるカタルシス療法を行っていた。 ↓ 催眠術のベルネームやシャルコーによる後催眠暗示・行動から、フロイトは、無意識の存在とその意識への影響を確信。(フロイトのもっとも偉大な業績は無意識の発見といわれる) ↓ 催眠は個人差があり、持続性がない。 そのためフロイトは額に手を乗せ、思い浮かんだことを言ってもらい、解釈を連想中に患者に与える治療法を行う(=前額法(前額圧迫集中法))。 ↓ 自由連想法を開発 前額法から連想中の介入をなくしたもの。前額法では、患者が自由に話すことができない、ということを受けて、フロイトは自由連想法に発展させた。
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