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2013年7月24日 (水)

精神分析における幼児期健忘

幼児期健忘とは

幼児期健忘とは、3歳くらいまでの記憶がない現象のことを指す。

幼児期健忘の精神分析的解釈

この普遍的にみられる現象についてはいくつかの解釈があるが、精神分析ではこの現象を抑圧で説明する。

つまり3歳ごろまでの記憶がない理由は、エディプスコンプレックスの抑圧によるものであると考えるわけである。

逆に3歳以前の記憶がない現象=幼児期健忘を、エディプスコンプレックスの根拠と考えることもできる。

2013年7月17日 (水)

失策行為

失策行為

失策行為または錯誤行為とは、無意識の欲求が、発言や行動となってうっかりあらわれるという現象のことである。

失策行為の代表的な例は、「これから式を開会します」というべきところを「これから閉会します」といってしまうような現象である。

つまり無意識では式がすぐに終わればいい、と思っている場合に、その欲求がうっかり発言として出てしまったということである。

フロイトはこのような「うっかり無意識の内容が発言や行動となってでてくる」失策行為が無意識が存在する根拠と考えています。

精神分析における抑圧

精神分析を確立したフロイトは、抑圧という考え方を提唱しています。

人は「~したいけどできない」、「~したいけどしてはいけないことだ」と考えるときに防衛機制というメカニズムを働かせるとフロイトは言います。

たとえば、高い所にぶどうがあるが高すぎてブドウがとれない・・・そんな時は「どうせあのブドウはすっぱいからいらない」と考えるような現象が防衛機制の例です。これは合理化という防衛機制の例として知られています。

抑圧はその防衛機制の代表です。

フロイトによると、人は行動にうつしてはいけない欲求や望ましくない欲求は、抑え込んで無意識に追いやろうとします。これが抑圧です。

このように現実世界では受け入れられないことを無意識に抑圧することによって、現実に適応しようとします。

自我はこのようにイドの欲求(~したい)と超自我による要求(すべき、すべきでない)との折り合いをつけて現実に適応しようとする働きを持ちます。

精神分析を一言で言うと、この抑圧された無意識の内容を意識にひっぱり出そうとする心理療法です。

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