心理学参考書籍
参考書の選択
心理学を勉強するにあたって、より良い参考書籍を選ぶことが、勉強の効率を左右すると言っても過言ではないでしょう。
基礎系の大学院受験にしろ、臨床心理士一種指定の指定学院を受けるにしろ、心理学検定を受けるにしろ、わかりやすく試験の範囲を網羅できているような参考文献を選択することは合格への近道となることは間違いありません。
なので、管理人が読んでわかりやすかった参考書籍をご紹介します。
統計・研究法の参考書
○心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方
統計が苦手な人や論文に載っている統計の内容がわからない人には、
強くお勧めします。
というのは、
因子分析、一要因分散分析、二要因分散分析、重回帰分析、共分散構造分析など心理学でよく使われる統計手法について、論文を例にして非常にわかりやすく説明されています。
詳しく統計を学びたいという場合は別の書籍がいいと思います。
○SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]も統計の参考書ですが、受験のための参考書というよりも、
大学や大学院での実践として統計を使えるようになるための参考書です。
なのでSPSSやAmosソフトを持っているならば手続きもわかりやすいですが、
受験のために統計の用語や理論を知りたい場合には向いていません。
心理学辞典
心理学の辞典を一冊だけでも持っていたい人の場合、
○心理学辞典が信頼性があるので良いと思います。基礎心理学を学びたい方は携帯必須と言えます。
臨床心理学の事典
臨床心理学の事典ならば、
○氏原先生らの心理臨床大事典が最もスタンダードです。
参考書と言うよりも、参考書でわからないところをこれで調べるという使い方がベストかと思います。
値段が高いのがネックですが、語学辞書も値段が高いですし一生使えると思えばそれほどではないかもしれません。
心理カウンセラー志望の方や臨床心理学を学ぶならば必須と言っても過言ではないでしょう。
心理学概論の参考書
○心理学 (New Liberal Arts Selection)は、偏りなく内容が充実している概論書です。
少し高めですが、一冊読めば心理学の基礎知識がある程度身につくと思います。
精神分析の参考書
精神分析は難解と言われていますが、初学者向けの精神分析の本であれば、
○フロイトの精神分析 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)あたりがわかりやすく挫折しなくていいと思います。
精神分析系の大学や大学院に行くなら、これだけ読んでいても不十分なので、
ある程度精神分析がわかってくれば、別の参考書をおすすめします。
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