第一印象の形成
印象形成
人は他者に対して印象を形成しようとします。
「この人はこんな人かな?」「こういう性格だろうな」というように第一印象を形成します。
ケリーの印象形成実験
大学生に授業を受けさせ、講師の印象を尋ねた。
生徒は、「温かい人物であることが書かれた紹介文」と「冷たい人物だと書かれた紹介文」
を見てもらう生徒の2群に分けられる。
すると、同じ授業をうけたのに、
紹介文に影響され、悪い印象になったり良い印象になったりした。
つまり期待や先入観が影響したのです。
第一印象に合う情報を集めようとする
ケリーの印象形成のお話に関することですが、
社会心理学の領域には確証バイアスという言葉があります。
確証バイアスとは自分の仮説に合った情報だけを収集(注目)してしまう傾向です。
ケリーの印象形成の実験では、紹介文によってその先生の印象(仮説)を形成します。
例えば冷たいといった印象(仮説)を形成したとすれば、冷たい部分に注目してしまい、そのほかの特徴は軽視されてしまいます。
これが確証バイアスです。
重要キーワード:第一印象、ケリー、社会心理学、先入観、確証バイアス |
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