SST(ソーシャルスキルトレーニング)
ソーシャルスキルトレーニングとは?
SSTとは、社会生活をしていく上で必要な技術を学ぶ訓練のことです。
子どもに注意・アドバイスしても変化がない場合、「注意する・アドバイスするという方法が不適切である」と考えます。
もし、変化がないにも関わらず注意を執拗に行えば、自信をなくす、注意を聞き流すようになる、などの逆効果も出てきます。
SSTの方法
1,大きな目標とそれまでの小さな目標を設定
2,目標を達成すれば褒めるor達成したことを気づかせる
またSSTではできないことを注意するよりもできたことを褒めることによって、モチベーションを高めます。
SSTでは、シールを与える方法やロールプレイを行う方法も用いられます。
SSTの対象
SSTは発達障害のお子さんを対象に行われるケースが多いです。
なぜなら発達障害の特徴として、他者の観察だけで社会スキルを身につけることが困難であったり、注意やアドバイスをしても理解できずに社会生活で障害を来している場合があるからです。
SSTの目標
SSTの目標は子どもによってさまざまですが以下のような目標が考えられます。
・「ありがとう」「ごめんなさい」と言えるようになる
・嫌なことがあっても暴力を振るわない
・おもちゃを譲れるようになる
・うまくいかなくてもイライラして物に当たらない
・要求するときに、欲しい物の名前だけでなく文章で言えるようになる
重要キーワード:SST、ソーシャルスキルトレーニング、社会スキル、ロールプレイ |
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