躁病とは?
躁病とは?
躁病は気分が高揚した状態が長時間持続するものです。
躁病によく見られる特徴は以下のようなものです。
・気分が異常に高揚する
・自尊心が肥大化する
・様々な考えが頭に浮かんでくる(観念奔逸)
・よくしゃべるようになる
・怒りやすくなる
・睡眠欲求の減少=睡眠が短くなる
・注意が散漫になる
・浪費が激しくなる
・運転が荒くなる
双極性障害とは?
双極性障害とは昔の言い方で躁うつ病のことです。
うつと躁が交互に繰り返される障害です。
DSM-Ⅳでは、うつ病と共に気分障害に含まれていましたが、
DSM-Ⅴでは、うつ病とは別の障害とされています。
双極性障害の分類
双極性障害には、「双極Ⅰ型障害」、「双極Ⅱ型障害」、「気分循環性障害」などが含まれます。
・「双極Ⅰ型障害」とは
躁状態とうつ状態が反復されるもの
双極Ⅰ型は、典型的な双極性障害です。
・「双極Ⅱ型障害」とは
軽躁状態とうつ状態が反復されるもの
双極Ⅱ型は、躁が軽く目立たないためうつ病と混同されやすいものです。
・「気分循環性障害」とは
軽躁状態と軽うつ状態が反復されるもの(2年以上持続する)
「双極Ⅰ型障害」も「双極Ⅱ型障害」も「気分循環性障害」も、
共通してうつと躁が繰り返されますが、その程度や持続期間によって分類されています。
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